毎週土曜日朝の9:00にInterFMで放送中のラジオ番組「Treasure in Talk」。
現役プロサッカー選手であり、トレジャーデータの公式スポークスパーソンも務める吉田麻也氏が、リスナーの皆様と共に人生の宝物(トレジャー)を探していく本番組では、後半のMMMコーナー『麻也と学ぶマーケティング』で、弊社CMOの宮野淳子が、マーケティングの基礎を分かりやすく解説しています。
#15 MMMコーナーのテーマは『高級百貨店のディスカウント業態”NORDSTROM RACK”』です。
1901年創業の老舗百貨店ノードストロームが、デジタル売上35%超という高い水準を維持し二桁成長を続けている背景には、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)を活用した高度なパーソナライゼーションがあります 。
彼らは単なる販売効率ではなく、「来店頻度」と「滞在時間」を重要なKPI(重要業績評価指標)として設定しています 。
例えばニューヨークの店舗では、全フロアで飲食が可能であり、靴売り場に「シューバー」を併設することで、買い物に同行したパートナーも快適に過ごせる設計を導入しました 。これは、店舗を単なる購買の場ではなく、顧客体験(CX)価値を最大化するエンターテインメントの場へと進化させる差別化戦略の一環です 。
オフプライス業態である「NORDSTROM RACK」は、単なる在庫処分の場ではなく、巧妙な顧客獲得の導線として機能しています 。高級百貨店である本体は初回来店のハードルが高い層も多いですが、ラックをブランド接点(タッチポイント)とすることで、顧客は低い心理的障壁でブランド体験を開始できます 。ここでブランドのファンになった層を、将来的に本体での「特別な買い物」へと引き上げる、多層的なカスタマージャーニーが設計されているのです 。
宮野は、このラックの役割をマーケティングの視点から次のように解説しています。
『ラックで集客して、そこから既存客としてノードストロームで帰省(上位顧客化)していくみたいなモデルが出来上がっているかなというふうに思います』
吉田麻也氏も「ビジネス的センスやIQが上がっていく実感がある」と語る本コーナー。記事では紹介しきれなかった、リアルな店舗事情や、最新データが解き明かす「売れる仕組み」の裏側をPodcastで配信中です。
毎週アップデートされる最新回では、放送時間の都合でカットした深い議論まで余すことなくお届けしています。通勤中やトレーニングの合間に、あなたの「マーケティングの目」を養うエッセンスをぜひ音声で体感してください。
次回の更新もお楽しみに!
※配信内容および視聴期限は、予告なく変更または終了する場合がございます。あらかじめご了承の上、お早めにご視聴ください。
トレジャーAI
最高マーケティング責任者・CMO
最高ブランド責任者・CBO
ロレアル パリ日本市場の立ち上げを経験後、アマゾン、ジョンソン・エンド・ジョンソンを経て、ゴディバでCDOとしてマーケティングおよびDX領域を歴任。
2024年11月よりトレジャーAIのCMOに就任。AIとMAを一体化したCDPの力で、企業の顧客体験の未来を切り拓くことをミッションに、市場拡大を牽引している。Monash大学大学院およびロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)大学院卒業。