毎週土曜日朝の9:00にInterFMで放送中のラジオ番組「Treasure in Talk」。
現役プロサッカー選手であり、トレジャーデータの公式スポークスパーソンも務める吉田麻也氏が、リスナーの皆様と共に人生の宝物(トレジャー)を探していく本番組では、後半のMMMコーナー『麻也と学ぶマーケティング』で、弊社CMOの宮野淳子が、マーケティングの基礎を分かりやすく解説しています。
#29 MMMコーナーのテーマは『売れる商品と売れない商品、違いはどこにある?』です。
プロダクトのクオリティに大きな違いがない場合、最終的に商品の売れ行きを決定づけるのは「顧客の中にどれだけ自分事化できるストーリーを作れたか」という点です。
どんなに技術的に優れた商品であっても、売り手側の都合やロジックだけでアピールしていては消費者の心に響きません。エンジンの性能を高める高品質なオイルであっても、消費者がそのブランドを意識していなければ手に取られないのと同様に、単なるスペック提示を超えて市場ニーズに寄り添い、顧客自らが「自分に必要なものだ」と認識できる文脈を作ることが成功の条件となります。
商品を自分事として捉えてもらうためには、単なる「モノ」の機能説明ではなく、それを使うことで生活がどう変わるかという「コト(体験)」への変換が不可欠です。
コンタクトレンズを例に挙げると、単に「視力を矯正する」という機能的価値にとどまらず、「装着することで自分に自信がつき、人との関わりや生活がより楽しくなる」という感情的な変化を連想させることが購買意欲を刺激します。スペックそのものではなく、その先にある快適な体験や感情に訴求することこそが、顧客の心を動かす鍵となります。吉田麻也氏は、商品の強みを伝えるための「視点の変換」について次のように述べています。
『「エンジンオイルがサラサラだから良い」という機能面の説明だけで終わらせるのではなく、「サラサラだからこそ、日々のドライブがこんなにも快適になる」という風に、自分の生活に置き換えてイメージできる伝え方をしていくことが大切なのだと感じます。』
本ブログでは紹介しきれなかった、高性能なエンジンオイルをタクシーの乗り心地という「体験」に変えて消費者に届けた具体的エピソードや、高級チョコレートの購入心理にみるブランド力と顧客感情の関係性について、Podcastでさらに詳しく配信中です。
忙しい毎日のスキマ時間を活用して、一流のマーケティングセンスをアップデート。テキストだけでは伝わらない現場の臨場感や、ヒット商品を生み出すためのストーリー構築術を、ぜひ音声でお楽しみください。
次回の更新もお楽しみに!
※配信内容および視聴期限は、予告なく変更または終了する場合がございます。あらかじめご了承の上、お早めにご視聴ください。
トレジャーAI
最高マーケティング責任者・CMO
最高ブランド責任者・CBO
ロレアル パリ日本市場の立ち上げを経験後、アマゾン、ジョンソン・エンド・ジョンソンを経て、ゴディバでCDOとしてマーケティングおよびDX領域を歴任。
2024年11月よりトレジャーAIのCMOに就任。AIとMAを一体化したCDPの力で、企業の顧客体験の未来を切り拓くことをミッションに、市場拡大を牽引している。Monash大学大学院およびロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)大学院卒業。