毎週土曜日朝の9:00にInterFMで放送中のラジオ番組「Treasure in Talk」。
現役プロサッカー選手であり、トレジャーデータの公式スポークスパーソンも務める吉田麻也氏が、リスナーの皆様と共に人生の宝物(トレジャー)を探していく本番組では、後半のMMMコーナー『麻也と学ぶマーケティング』で、弊社CMOの宮野淳子が、マーケティングの基礎を分かりやすく解説しています。
#40 MMMコーナーのテーマは『天気や季節、マーケティング視点ではどう捉える?』です。
雨の日など悪天候時の集客において、安易な値引き施策に頼ることは店舗の利益率を圧迫するだけでなく、「安さのみを追求する顧客」の来店を促し、中長期的なブランド価値の毀損を引き起こすリスクを抱えています。客足が落ち込むタイミングだからこそ、価格を下げるのではなく、消費者の心理的ハードルを超えるような特別な動機付けを行うことが重要になります。
具体的には、雨の日限定で注文できる裏メニューの開発やポイントの特別付与など、「限定性」や「希少性」を演出する施策が効果的です。限定的な体験がもたらす優越感や、きめ細やかなホスピタリティを通じて顧客満足度を高めることで、単なる安売りとは一線を画した「雨の日だからこそ訪れたくなる理由」を提示し、高い顧客体験(CX)と持続可能な店舗経営を両立させることができます。
新規顧客の獲得や短期的な売上確保を目的に実施される大幅な値引き施策は、顧客生涯価値(LTV)を高める戦略として導入されるケースが多く見られます。しかし、実際の購買データを詳細に可視化して分析すると、初期段階での割引適用によって獲得した顧客は、正規価格へ移行するタイミングで急激に離脱している傾向が顕著にあらわれる場合があります。
このような値引き依存の罠から抜け出すためには、価格を下げて獲得した顧客の属性や、その後の購買行動プロセスの追跡が不可欠です。顧客がたどるカスタマージャーニー全体のデータを正確に把握し、どの段階で離脱が生じているのかを構造的に分析した上で、価格競争に陥らない本質的なビジネス戦略へと再構築していく取り組みが求められます。
『現在値引き施策を行っている企業は、その値引き施策経由で入ってきたお客様がどういった方で、どのようなジャーニーをたどり、どこで離脱しているのかを一度分析し、それを基にビジネス戦略を考え直してみることをおすすめします。』
今回の放送では、居酒屋経営の悩みに応える「雨の日限定・裏メニューの作り方」や、通販業界での初回大幅割引施策におけるリアルな分析データと離脱率の裏話など、ここでしか聴けない深掘りトークが満載です。
また、10月20日に開催される、昨年の2倍となる4,000人規模で開催される日本最大級のAI×CDPカンファレンス「Treasure Data Connected World 2026 -Empower-」の最新情報もお届けしています。
通勤時間やスキマ時間に、ぜひPodcastで一流のマーケティングセンスをアップデートしてみてください!
※配信内容および視聴期限は、予告なく変更または終了する場合がございます。あらかじめご了承の上、お早めにご視聴ください。
トレジャーAI
最高マーケティング責任者・CMO
最高ブランド責任者・CBO
ロレアル パリ日本市場の立ち上げを経験後、アマゾン、ジョンソン・エンド・ジョンソンを経て、ゴディバでCDOとしてマーケティングおよびDX領域を歴任。
2024年11月よりトレジャーAIのCMOに就任。AIとMAを一体化したCDPの力で、企業の顧客体験の未来を切り拓くことをミッションに、市場拡大を牽引している。Monash大学大学院およびロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)大学院卒業。