毎週土曜日朝の9:00にInterFMで放送中のラジオ番組「Treasure in Talk」。
現役プロサッカー選手であり、トレジャーデータの公式スポークスパーソンも務める吉田麻也氏が、リスナーの皆様と共に人生の宝物(トレジャー)を探していく本番組では、後半のMMMコーナー『麻也と学ぶマーケティング』で、弊社CMOの宮野淳子が、マーケティングの基礎を分かりやすく解説しています。
#6 MMMコーナーのテーマは『冷凍餃子のマーケティングアイディア!』です。
高いシェアを持つ製品であっても、顧客の熱狂を維持するためにはまず「POP(Point of Parity:同質化要素)」の再確認が欠かせません。
POPとは「同質化要素」を意味し、そのカテゴリーの商品において消費者が「備わっていて当然」と考える共通の価値やサービスを指します。
例えば、デリバリーピザにおいて「1時間以内に届く」という市場の常識がある場合、どんなに味が良くても「3時間かかる」サービスは選択肢から外れてしまいます。
マーケティング戦略を立てる際は、まず消費者が求める主要な項目(美味しさ、手軽さ、価格など)において、自社が市場平均を下回っていないかをスコアリングすることが重要です。もし劣っている項目があれば、それは「同質化」のレベルに達していないことを意味するため、早急な改善が求められます。宮野は、このPOPの重要性について極めてクリティカルな指摘をしています。
『一般化されているサービスに乗っかっていかなければいけない。これが POP になります。』
POPによって市場の土俵に立った後、真に顧客を熱狂させ、競合と差をつけるために必要なのが「POD(Point of Difference:差別化要素)」です。
これはプロダクト、プロモーション、ブランディングの3つの観点から構築されます。
プロダクト面でのユニークな形状やネーミング、さらには「推し活」のような現代の文化に合わせた色展開、あるいは特定の曜日を「冷凍餃子の日」と定めるようなモーメントの創出など、多角的なアプローチが考えられます。
既存の枠組みを超えた新しいカルチャーを作っていくことこそが、ファンを飽きさせず、「これ以上のものは考えられない」と思わせる秘訣です。実際に、吉田氏もプレミアリーグという厳しい環境下で、基礎的な能力(POP)を担保した上で、日本人選手としての器用さや気配りという独自の武器(POD)を磨くことで、自身のブランディングを確立してきました。
今回の放送では、リスナーからの「冷凍餃子のファンを熱狂させるには?」という具体的な悩みに対し、戦略的なフレームワークを用いて解答しました。
テキストでは紹介しきれなかった「猫型餃子」のアイデアや、吉田氏が自身のサプリメント事業にどう応用しようとしたのかなど、ライブ感あふれる議論の詳細はPodcastで配信中です。ビジネスのヒントが詰まったこのセッションを、ぜひ音声で体感してみてください。あなたのビジネスを加速させる「POD」が見つかるかもしれません。
※配信内容および視聴期限は、予告なく変更または終了する場合がございます。あらかじめご了承の上、お早めにご視聴ください。
トレジャーAI
最高マーケティング責任者・CMO
最高ブランド責任者・CBO
ロレアル パリ日本市場の立ち上げを経験後、アマゾン、ジョンソン・エンド・ジョンソンを経て、ゴディバでCDOとしてマーケティングおよびDX領域を歴任。
2024年11月よりトレジャーAIのCMOに就任。AIとMAを一体化したCDPの力で、企業の顧客体験の未来を切り拓くことをミッションに、市場拡大を牽引している。Monash大学大学院およびロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)大学院卒業。